関節リウマチとは
リウマチは免疫の働きに異常を生じることで、誤って自分自身を攻撃し関節が炎症を起こし腫れや痛みが現れます。そしてその炎症が続くと、軟骨や骨が壊され、関節が変形してしまう病気です。
以前は痛みを取ることが治療の中心とされていましたが、近年では種々の抗リウマチ薬、生物学的製剤、JAK阻害薬などの登場により治療法が大きく進歩し、早期から適切な治療を行うことで関節破壊の進行を抑えること、そしてリウマチではない方と同じ日常生活の質を保つことが十分可能になりました。
関節が痛む、朝に手がこわばる、など気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
関節リウマチに類縁する疾患
関節リウマチに症状が似ている等の病気としては次のようなものが挙げられます。
- 悪性関節リウマチ
- リウマチ性多発筋痛症
- RS3PE症候群
- 痛風
- 石灰沈着性関節炎(偽痛風など)
- 強直性脊椎炎
- 乾癬性関節炎
- 掌蹠膿疱性関節炎(SAPHO症候群)
- 反応性関節炎
関節が痛くなる病気はリウマチだけでなく、他にも様々な病気が存在します。そして、症状が似ているこれらの病気ですが、その病気ごとに治療薬の選択や使い方、その後の経過が異なります。
関節だけでなく首から肩、腰が痛い、あるいは乾癬や掌蹠膿疱症など皮膚の病気も持っている、尿酸の値が高い、など気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。
また、当初はリウマチと診断されても、実は違う病気だった、あるいは併存していた、ということもあります。
治療していてもなかなか良くならないなどの場合もご相談いただければと思います。
このような症状の方は
ご相談ください
- 関節に痛みがある
- 関節が動かしにくい・こわばる
- 指や関節が腫れている
- 関節が変形している
- ボタンが押せない・押しづらい
- 寒いときに指先が変色する(レイノー現象)
- 目や口に乾きがある
- 原因不明の発疹が出る